花粉症、アレルギー性鼻炎

花粉症

花粉症アレルギー性鼻炎のうち、ハウスダストを原因とするものを「通年性アレルギー性鼻炎」、花粉を原因とするものを「季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)」と呼びます。
いずれも、本来は害を与えないはずのものに免疫が過剰に反応して起こるアレルギー性疾患です。

症状をセルフチェック

  • くしゃみ
  • 鼻水
  • 鼻詰まり
  • 目のかゆみ、充血
  • 涙が溢れる
  • 咳、喉のかゆみ
  • 皮膚のかゆみ
  • 頭の重い感じ、倦怠感
  • 不眠、イライラ

花粉症の原因は?食事も関係するの?

花粉症の原因は?食事も関係するの?花粉症の原因は、ずばり「花粉」です。季節ごとに飛散する花粉は異なり、そのうちの特定の花粉に対してアレルギーを発症します。2つ以上の花粉に対して発症し、1年中花粉症にお悩みになる方もいます。
また、肉類、乳製品、インスタント食品、スナック菓子の摂取量の増加によって、日本人がアレルギーを起こしやすくなっているということも指摘されています。

花粉症の対策で症状を抑えましょう

花粉症の対策で症状を抑えましょう

行動や環境を整える

花粉が飛散する時期にはドア・サッシをしっかり閉めた上で、空気清浄機を使用しましょう。
また、布団を外に干さず布団乾燥機を使う、花粉が付着しにくいツルツルした生地の服を選ぶ、帰宅時には花粉を落として入室する、入室後にはすぐ手洗い・洗顔(できればシャワーや入浴)をするといったことも有効です。
もちろん、花粉の飛散量が多い日には外出を避けることも大切です。

睡眠を十分にとり、飲酒や喫煙を控える

栄養バランスのよい食事を摂り、十分な睡眠を確保し、適度な運動をすることで、免疫機能の正常化を促しましょう。
また、飲酒・喫煙は控えましょう。

メガネやマスクなどグッズを使用する

外出時にはメガネ(花粉症対策用のメガネもあります)、マスクを着用しましょう。
帽子やコートで身体を覆い、帰宅時にはしっかり花粉を落とすという方法も有効です。

当院で行う花粉症の治療方法

花粉の飛散2週間前から開始できる「初期療法」、症状が出現してから開始する「導入療法」、導入療法によって症状が軽減した状態を維持する「維持療法」があります。

初期療法

症状が出る前から抗アレルギー薬を使用し始めます。症状が出てから薬を飲むより、効果が得られやすいと言われています。
なお初期療法は、花粉が飛散し始めてからも継続します。花粉の飛散量が多い場合には、経口ステロイド薬、ステロイド点鼻薬・点眼薬を追加することもあります。

導入療法

抗アレルギー薬に加えて、1週間ほど経口ステロイド薬を使用します。また、症状がひどい場合にはステロイド点鼻薬・点眼薬も使用します。

維持療法

抗アレルギー薬にて、症状が抑えられた状態を維持します。
症状の程度によっては、経口ステロイド薬、ステロイド点鼻薬・点眼薬を併用することもあります。

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎アレルギー性鼻炎は、ハウスダストや花粉をアレルゲンとして起こるアレルギー性疾患です。
ここでは、ハウスダストを主な原因とする「通年性アレルギー性鼻炎」について記載します。

アレルギー性鼻炎の3大症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまり

アレルギー性鼻炎の3大症状と言われているのが、くしゃみ、鼻水、鼻づまりです。
その他にも目の症状を伴うことがあります。

くしゃみ

鼻の中の異物(アレルゲン)を排出するための反応です。くしゃみが止まらない、鼻水・鼻づまりを伴うという場合には、アレルギー性鼻炎が強く疑われます。

鼻水

通常、サラサラした水様性の鼻水が出ます。かんでもかんでも止まらないということもあります。

鼻づまり

鼻の粘膜が腫れ、空気が通りづらくなっている状態です。口を閉じたり、つまっていない側の鼻を塞ぐと呼吸しづらくなります。

目・喉の症状

目のかゆみや充血、喉のかゆみや違和感などの症状を伴うこともあります。

アレルギー性鼻炎の検査方法

アレルギー性鼻炎の検査方法

特異的IgE抗体

少量の血液を採取し、アレルゲンに反応するIgE抗体の種類と量を調べます。
アレルゲンを絞り込んだり、アレルギーのおおよその程度が分かる検査です。

View39検査 (特異的アレルゲン検査:RAST)

少量の血液を用いて39種類のアレルゲンを調べることのできる大変便利な検査です。
アレルゲンとして、ハウスダストや動物・植物などの吸入によるアレルゲンや、卵や乳製品・小麦・豆・甲殻類・果物・魚類・肉類などの食べものによるアレルゲンが調べられます。

当院で行うアレルギー性鼻炎の治療方法

抗原の除去

ダニ、真菌(カビ)、ペットの毛、細菌、タバコの煙といったアレルゲンを室内からできるだけ除去します。
こまめな掃除・洗濯が基本ですが、カーペット、布製のクッションやソファ、畳を避けることも大切です。床は、フローリングが理想的です。

薬物療法
抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)

もっともよく使用されている薬剤です。長期にわたる投与でも、高い安全性が確認されています。
眠気、喉の渇きといった副作用が出ることもありますが、そういった症状が軽い薬剤もあります。

血管収縮剤

鼻詰まりに対して高い即効性が期待できます。
長期間の使用による効き目の低下、高度の粘膜の腫れなどが懸念されるため、基本的には短期間使用します。

ステロイド点鼻薬

効き目が早く現れ、高い効果が認められている点鼻薬です。
副作用もほとんどなく、安全に使用できます。

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